『ひかりと影のものがたり』
やっぱりこの作品、綺麗だなあ。
お話はちょっとブラックな部分もある童話(童話ってそういうものか…)でわかりやすい。お城の魔女を倒したら王女さまと結婚できるから頑張る話とか、王女さまにいちじくをささげていた素直な少年が報われる話とか。
そんな変わった話じゃないんだけど心が洗われる。
不思議な世界観と、それから…なんといってもお姫様や女の子たちがとっても素敵なんだ。
高貴で、美しくて、傲慢で、でも孤独で、純粋で。
一番人間らしい陰の部分が描かれているのがこの、普通の童話だったらただのお人形みたいになってしまいそうなお姫様たち。
王子様とか若者は、まっすぐで正直なんだけど。
このトゲの部分があるから惹かれるのかな。もしかしたら。
色がきれい。光もきれい。
私が一番好きな場面は魔女の城の内部。
きらきらの湖ももちろん好きなんだけど、ひなげしの影や発明のお部屋、図書館のかんじとか。
うっとりして息がつまる。